工事金額のしくみについて
ごく単純にザックリと書きますが、工事で必要な費用は、

①材料(資材等)を購入する経費
②その材料を組み立てたり、取付けたりする職人達の経費
③最初にお客様のご要望を聞き取り、その意向に沿った材料(資材等)の選定、及び工法などの計画を立てる者の経費
④ ①の材料(資材等)を発注したり、工事の管理をする者の経費
⑤ ①〜④の原価に会社組織としてプラスをする利益

ザックリではありますが、この①〜⑤の合計金額を工事金額としての見積書をお客様に提出します。
と、このような事を書きますと、
「え〜?それなら①材料費用と、②職人の経費だけを支払っといたら工事って完了するんちゃうの!えらいがめつい奴らやな!」
と、お思いになられるかも知れませんが、しかし③と④は必要です。そして⑤も必要です。

もしも、①の材料費と、②職人の経費だけの工事の費用をもって工事の完了を迎えたいとのお考えでしたら、単純な工事であれば それはもちろん可能です。
しかし、その単純な工事がどのような部類であるかについては、一概に線引きができることでは無いので、今回は省かせて頂きます。

ただ、⑤「会社組織としてプラスをする利益」についてですが工事を行う会社は、建設会社、大手住宅会社、不動産屋さんや地場の工務店、そして設計事務所などが工事をおこなう事もあります。
会社組織を運営させていくために稼がなければいけないのが利益です。
利益を稼いで、それにより会社組織の経費を補います。会社組織の経費とは、その会社の建物、土地、人件費、光熱費その他諸々です。

あとショールームなどを所有してされている会社などでは、その建物と土地の経費も、もちろん必要です。
経費が多大に掛かっている会社の工事金額の見えない内容は、推して知るべしです。

次回は必要の無い工事について書きたいと思います。

ご相談等ございましたらいつでもお気軽にご連絡ください。

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